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子どもに勉強を教えられない夫の話

夫と結婚してよかったな〜と思う理由のひとつ。
それは「価値観がほとんど同じ」なところです。

日常のちょっとした選択から、人生に関わる大きな決断まで。
「どっちにする?」と聞くと、だいたい同じ答えになる。

付き合っていた頃から今まで、価値観の違いで大ゲンカをしたことはほとんどない。
「だよね〜」で話が終わることが多く、夫婦関係としてはかなり平和だと思っている。

…そんな我が家にも、ひとつだけ噛み合わない分野がある。
それが、「子供の勉強を教える」ということ。

目次

夫婦の価値観はほぼ一致している

教育方針についても、夫と私の意見はだいたい同じ。
というか、夫は私に任せきりとも言う。

まりも

「中高一貫校に行かせたいな」
「受験もさせてみたいな」

そんな話をしても、夫はだいたい

いいねぇ〜♪

と肯定的。

塾選びなども「それ良さそうだね」と前向きで、
私の意見を頭ごなしに否定されたことは一度もない。

実際には、息子は中学受験向きのタイプではなかったので早めに撤退したのだけれど、「できるなら、してあげたいよね」という価値観は、夫婦で同じだった。

子供の勉強になると、急にポンコツになる夫

問題はここから。

息子が小学4年生くらいの頃。
特殊算の初歩問題でつまずいたときのこと。

息子

わかんない!!

と叫ぶ息子。
洗い物で手が離せなかった私は、夫にバトンタッチした。

…とはいえ、夫が勉強を教えるのが苦手なのは知っている。
なので私は、わざわざ解説付きの解答を手渡した。

まりも

ここ見ながら教えてね

夫、無言。

からの――
解答、ポイ。

なんでやっ!!!

解説、いるよね!?
君、教えられないよね!?
これは親としての見栄なのか、男のプライドなのか。
それとも、解説を読んでも意味が分からなくて静かに諦めたのか。

結果、息子は堂々と間違った解き方を教わることに。
不憫すぎる。

さらに別の日。
今度は、わりと標準レベルの問題。

またしても、

息子

わかんない〜

と言う息子に対し、夫は――

「こんな問題も解けないの?」
「がんばれ〜、お父さん、横で見守っているから」

からの――
ゴロン。

息子の横で、寝る。
な・ん・で・やっ!!!

応援の仕方、独特すぎる。
優しさの方向性が、ちょっとズレている。

父の威厳と、わが家の役割分担

こうした事件が何度も発生した結果。
私は悟った。

これはもう無理だ。

夫に勉強を任せるのは、完全終了。
勉強は私が見るしかあるまい。

そして、息子のひと言。

息子

お父さんに聞いても、あんまり役に立たないんだよね。

……ですよね。

こうして、わが家では

「勉強=母担当」
「見守り(たまに寝る)=父担当」

という役割分担が、自然に定着したのでした。
父の威厳はかなり薄れたけれど、それも含めて、わが家の日常なのかもしれない。

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