私が仕事が続かない理由と、それでも続いた仕事の話

私は、仕事が長く続かないタイプです。

正社員として働いた経験はなく、
派遣社員やアルバイト、在宅ワークなど、
いろいろな働き方を転々としてきました。

正直、結婚していなかったら
人生詰んでいたかもしれないな…

その点については、夫に感謝だわ。

ネットで「仕事が続かない人の特徴」と検索すると、
色々な理由が出てきます。

ただ、仕事が続かない理由は人それぞれ。
私の場合は、だいたい次の3つに集約されます。

仕事が続かない3つの理由

細かい理由は他にもあるものの、
根っこにあるのはこの3つ。

なんとなく1つの会社に束縛されるのが嫌

私は正社員として働いたことがありません。

就職氷河期世代だったことや、
資格試験の勉強をしていて就職時期を逃したっていうのもあるけれど、
「1つの会社に骨を埋める」
という働き方が、どうにもピンと来なかったのです。

そのため、好んで派遣社員を選んできました。

派遣社員のいちばんの魅力は、
数か月ごとに契約更新があるところ。

長期派遣の場合、3か月更新が多いんです。
「3か月ごとに辞める選択肢がある」
という状態が、私にとっては大きな心の支えでした。

いつでも辞められる、
そう思えるだけで、
仕事を続けられていた気がします。

いろいろな会社を見られたのも楽しかったな。

誰もが知っている大企業で働く経験もできたし、
さまざまな業界を知ることができました。

電車に乗っていると他人にイラつく

電車って、赤の他人だらけの空間ですよね。
あれが、私にとっては物凄いストレスでした。

香水の強い人が近くにいたら地獄。
イヤホンの音漏れで、聞きたくもない音楽を聞かされるのも地獄。
男性が足を広げて座っているのを見るだけでもイラつく。

なんだかイライラするっ！

仕事そのものよりも、
「仕事に行くまでのストレス」が大きく、
通勤だけでどっと疲れていました。

とはいえ、
当時毎日電車通勤をしていた頃は、
「男性が足を広げて座っているのがイラつく」が
最大の理由だったので、

今よりも電車内環境は
まだ平和だったのかもしれません。

暇すぎて飽きる

私は経理の仕事をしていますが、
1か月で慣れ、3か月経つと飽き始めます。

半年もすると、
「もういいかな……」
という気持ちがよぎります。

経理の仕事は、月末月初こそ忙しいものの、
月中は比較的暇なことが多いんですよね。
この「暇すぎる時間」が、私にとってはかなりツラい。

みんな、PCに向かって何をしているんだろう？
（いや、仕事だろうけどさ…）

そんな疑問を抱えながら、
時間だけが過ぎていく日々でした。

それでも続けられた仕事の特徴

そんな私でも、続いた仕事があります。

シフト制のバイト

学生時代にしていたアルバイトは、
派遣社員としてフルタイムで働くようになるまで続けられました。

シフト制で、自分が働けるときに働く。
このスタイルが、私にはとても合っていました。

常に「やる」「やらない」の選択肢が自分にあること。
その自由さが、束縛感を和らげてくれたんだと思います。

多岐にわたる仕事を任せてくれる会社

創業間もない小さなITベンチャー企業に派遣されたときは、
出産直前まで働き続けました。

社長は私と同年代（当時30代半ば）で、
社員さんも若い人が多く、
規模が小さい分、風通しの良い会社でした。

社員さんにとっては超絶ブラック企業だったと思うけど、
派遣社員の私にとっては、とても居心地のいい環境でした。

1人経理だったから上流から下流まで自分で処理できたし、
ピンポイントで経理以外の業務もやらせてもらえたのも楽しかった。
（なぜか、派遣の私が面接官をしたこともある）

暇なときには資格の勉強もさせてもらえたし、
時短勤務だったこともあり、暇を持て余す時間がありませんでした。
やりがいもあり、本当に楽しく働けた職場です。

完全在宅ワーク

そして今、続いているのが完全在宅ワークです。
気づけば、もうすぐ2年。
まだまだ辞めるつもりはありません。

完全在宅ワークの良いところは、
仕事があるときだけ稼働し、家から一歩も出なくていいこと！

「暇が嫌」で「電車に乗りたくない」私にとって、
これ以上ない働き方です。

もちろん、飽きはします。

ただ、
担当している企業は、やり方がコロコロ変わるため、
適度に刺激があり、「飽き」が抑えられています。

唯一のネックは、チームで仕事をすること。
自分のペースで1人黙々と進めたい私にとっては、正直やや苦痛かな。

それでも、辞めたいと思うことはないです。
在宅ワークの快適さが、それを上回っています。

今の働き方にたどり着くまで

私は今でも、「仕事が続かない人」だと思っています。
でも、それは単に「合わない環境に長くいられなかった」というだけなのかもしれません。

無理をして続けるよりも、
合う働き方を探し続けてきた結果、
たどり着いたのが今の働き方でした。

仕事が続かなくて悩んでいる人がいたら、
「続かない自分がダメなのではなく、環境が合っていないだけかもしれない」
そんなふうに感じてもらえたら嬉しいな。