- 学校では問題ないと言われていた小6の息子が、WISC-Ⅴ(知能検査)を受けることになったきっかけ
- 民間心理士に依頼して自宅でWISC-Ⅴ検査を受けた実際の流れと当日の様子
- 検査結果を知ったことで、親としての子どもへの接し方がどう変わったか
息子の発達が少し気になって、
WISC-Ⅴ(ウィスク)という知能検査を受けさせてみました。
学校では「特に問題ないですよ」と言われているのに、
家ではなんとなく引っかかることがあって。
ずっと気になっていたんですよね。
検査を受けてみた結果、
「やっぱりそうか」と思う部分もあれば、
「意外と頑張ってたんだな」と思う部分もありました。
今回は、実際にWISC-Ⅴを受けた体験談をまとめてみます。
息子のことが気になり、WISC-Ⅴを受けることにした
息子は学校では、いわゆる「問題児」ではありません。
通知表も普通だし、先生からも特に何も言われていない。
でも、家では気になることがちょこちょこあって。
説明してもなかなか伝わらなかったり、同じことを何度も聞き返してきたり。
最初は「話聞いてないだけじゃないの?」と思っていたんですが、
どうもそれだけじゃない気がしてきて。
しかも、夫の行動に似ているなと感じることもあって。
それもあって、一度ちゃんと調べてみようと思ったんです。

息子は学校生活自体は普通に送れています。
忘れ物はほとんどありません。
というのも、私が毎朝チェックしていたから(笑)。
でも、学校から持ち帰るものはたまに忘れてくることがありますね。
小1のころはジャンバーや体操着、水筒、上履きを置いてきてしまうことも。
忘れ物というより、どちらかというと「失くし物が多い」タイプで、
文房具もいつの間にかなくなっていることがよくあります。
WISC-Ⅴはどこで受けた?我が家は民間の心理士さんに依頼
WISC検査って、
普通は発達相談→医療機関紹介→予約待ち、
という流れになることが多くて、数か月待ちになることもあるそうで。
正直それは面倒だな、と。
しかも息子は、こういう相談系の場所をすごく嫌がるタイプなんですよね。
そこでネットで調べてみたら、民間の心理士さんによる検査を発見!
費用は少し高めでしたが、
予約が取りやすくて日程も選べて、
しかも自宅に来てもらえるということで、
そちらにお願いしました。
子どもを連れて行く手間もないし、
私も自宅で在宅ワークしながら待てたので、
結果的にはすごく助かりました。
WISC-Ⅴ検査当日の様子
検査時間はたぶん90分くらいだったかな。
休憩なしで、わりとぶっ通しで進んでいた印象です。
私は別の部屋で仕事しながら待っていたので、
リアルタイムでは見ていないのですが、
後日もらった心理士さんのレポートにはこんな記述が。
検査には納得している様子だったが、素っ気ない態度や警戒心が見られ、自己防衛的な批判的態度も見受けられた。検査中にため息をつく場面も多かった。
……まあ、想像できる(笑)。
本人もきっと「めんどくさい」「疲れた」ってなってたと思います。
ちなみに検査直後は「また受けたい!」と言っていたんですが、
少し経ったら「やっぱり疲れるからいいや」に変わっていました。
うん、あれは疲れるよ。
WISC-Ⅴの結果|言語理解の低さに納得
検査後、息子は別室へ。
私だけ心理士の先生から結果の説明を受けました。
その場で概要を聞いて、1週間ほどで詳細レポート(PDF)が届きました。
検査後すぐに所感やアドバイスを聞けるのはありがたいですね。
ざっくりまとめるとこんな感じです。
| 指標 | 結果(目安レンジ) |
|---|---|
| 全体IQ | 平均より低い(80~89)※下限寄り |
| 言語理解 | 境界域(70~79)※下限寄り |
| 視空間 | 平均(90~109)※下限寄り |
| 流動性推理 | 平均より低い(80~89) |
| ワーキングメモリー | 平均(90~109)※下限寄り |
| 処理速度 | 平均(90~109)※上限寄り |
※数値はプライバシー配慮のため幅で表記しています。
※WISC-Ⅴは平均100を基準に評価されます。この表は一般的なIQ区分をもとにした目安です。医療機関や実施環境によって解釈が異なる場合があります。
結果を聞いたとき、正直「あ、やっぱりな」と思いました。
家でずっと感じていた「なんで伝わらないんだろう」という感覚。
あれは聞いていないんじゃなくて、理解に時間がかかるタイプだったんだ、と。
そう思ったら、なんか腑に落ちました。
と同時に、この数値でよく今まで普通に学校生活を送ってきたな、と。
それがむしろ、じーんときました。
ちなみに心理士さんによると、
知能検査の結果はあくまでその時点での傾向を示すもので、
必ずしも学校の成績と一致するわけではないそう。
確かに通知表は普通だし、国語が極端に悪いわけでもない。
検査結果と日常の様子が、少しかみ合わないような感じも面白いなと思いました。
WISC-Ⅴを受けて、私自身が変わった
今回一番大きかったのは、正直、私自身の気持ちの変化でした。
以前は、
「なんでわからないの?」「さっき説明したよね?」
って言ってしまうこともあって。
でも今は、理解に時間がかかるタイプなんだ、
ということが頭に入っているので、少し気持ちに余裕が生まれた気がします。
特性を知るって、子どものためだけじゃなく、
親の気持ちを楽にすることでもあるんだなと、
改めて思いました。
ちなみにWISC-Ⅴ、かなり消耗する検査です。
息子も終わった後はぐったりしていたし、
私自身もこのあとWAIS(大人向けの知能検査)を受けたんですが、確かに疲れる……。
集中力をずっと使い続ける感じで、終わったあとはどっと疲れましたもん。

それでも、この検査をきっかけに家族全体の特性についても考えるようになって。
ADHDと時間感覚・金銭感覚の話や、IQの遺伝についてなど、いろいろ調べたり書いたりするようになりました。
家族それぞれの「違い」を知ることって、なかなか面白いんですよ。
※知能検査の結果はあくまで検査時点での目安であり、
子どもの能力や将来を決めるものではないと言われています。
我が家でも「特性を理解するための参考」として受け止めています。


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