我が家、夫・息子・私の3人そろって、発達の凸凹あり。
診断こそ受けていないけれど、みんな何かしら“ちょっと違う”。
夫と息子はADHD傾向強め。
私はWAISの検査で「ADHD傾向がありますね〜」と言われたけれど、自分では特に困っていないタイプ。
……というか、たぶん飽きっぽいだけ(笑)
そんな3人で暮らしていると、日常の中で「人によって時間の感じ方って全然違うんだなぁ」って、ほんとしみじみ思うのです。
ADHDでも時間厳守の夫
世の中では「ADHD=時間にルーズ」ってよく言われるけど、うちの夫は真逆。
デートでも仕事でも、なぜかいつも私より早く着いてる。
聞いてみたら、子どもの頃から「遅刻は人としてどうかと思う」と真剣に思っていたらしい。
えらい!!
そして子供の頃から、待ち合わせ場所に30分前行動。
川の近くだったら石を投げて水切り遊びをしたり、ザリガニ探しをしながら待っていたとか。
大人になった今は、喫茶店でコーヒーを飲みながら本を読んだり、仕事の現場では車の中でYouTubeを見たりして時間をやり過ごすんだそうな。
待ち時間の使い方、めっちゃ上手。
しかも、相手が遅刻してきても「別に気にしない」らしい。
聖人君主か?
私は“ピッタリ派”
私はというと、「待たせるのも嫌」「待たされるのも嫌」なタイプ。
つまり、ピッタリ到着派。
家を出る時間をきっちり逆算して、それまでには家を出よう!
と、あらかじめ目標時間を設定しています。
なもんで、遅れそうなときは、即連絡。
「5分遅れます!」ってやつ。
学生の頃もそうだった。
チャイムが鳴る直前に教室に滑り込むタイプ。
別に、早く行こうと思えば行けるんだけど、早く着いても時間を持て余しちゃうから、それが嫌んだよね。
“ピッタリ”が一番落ち着くのです。
息子は“のんびりマイペース派”
さて、問題の息子。
彼は待ち合わせ時間に家を出るタイプ。
「え?今から支度するの?!」と毎回ツッコミたくなる。
しかも、出かける直前に急に今やらなくてもいいことを始めたりするときもある。
今使わない本を探し始めたり・・・
あるあるすぎて、もう笑うしかない。
「早くしなさい!」を何百回言っても効果ゼロ。
でもね、面白いのが、“本気で楽しみにしてる日”だけは別人。
絶対に遅刻できない学校行事や、楽しみにしている遊びの約束。
めっちゃ早起き、10分前行動炸裂。
あれ、できるんじゃん……、みたいな。
だったら、いつもやれっつーの。
家族の時間感覚、三者三様
こうして並べてみると、ほんと面白い。
夫は「遅れたくない」から早く行動。
私は「ピッタリがいい」から逆算。
息子は「興味があるかどうか」で動く。
同じADHD傾向でも、時間の感じ方も、行動パターンも、全然違う。
だから「ADHD=時間にルーズ」なんて一括りにできないのかもしれませんな。
それぞれにリズムがある。
それぞれに心地よさがある。
でも……息子はちょっと・・・遅刻傾向がすぎる。
遅刻は人としてダメだろ、そこはお父さんを見習え!
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