食事を美味しく食べるには、やっぱり出来立てが一番!
温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べた方が、断然美味。
さらに、パッケージを一度開封したら、なるべく空気に触れないようにする。
袋の口をクリップで留めるだけで、食べ物の美味しさはかなり変わる。
ほんの少しの手間で、食事はもっと美味しくなる。
……はずなのに、うちの夫はその「ほんの少しの手間」をとことん惜しむタイプ。
その結果、夫が口にしているのは
「本来なら、もっと美味しかったはずの食事」
なのである。
レンチンの手間すら惜しむ夫
夫の帰宅時間は遅い。
そのため、夕食はラップをした状態で食卓台に置いている。
帰ってきたら、そのお皿をレンジに入れてボタンを押せば、
冷めた食事も温まる……はずなんだけどねぇ。
夫は、それすらせずに冷めたまま食べ始めるのだ。
ちなみに、食卓台から電子レンジまでは約5歩。
動線も良好(障害物なし)。
ご飯とみそ汁で1回、おかずで1回。
合計2回レンジを使うとしても、20歩も歩けば温かい食事にありつける。
……この20歩すら、歩きたくないのだろうか??
「電子レンジの使い方が分からないのでは?」と思い、
一度きちんと教えたこともある。
とはいえ、「あたため1」と書いてあるボタンを押すだけ。
一応、600Wと500Wの切り替えや、ダイヤルで時間指定できることも説明した。
それでも、やらない。
ボタンを押すことすら、やりたくないらしい。
20歩歩いて、ボタンを2回押す。
その手間を省いた結果、冷めたお肉を食べる夫。
不憫でならない。
そう思うなら、やってあげれば?
って?いやいや、大人なんだからレンチンくらい自分でやれ!!
パンの袋は開封したままの夫
夫の朝食はパン。
新婚当初、「朝ごはんはパンとバナナを置いておいてくれればいい」と言われた。
それ以来、夫のリクエストで「なんとかロール(6個入り)」を買うことが多い。
さすがに毎回同じだと飽きるだろうと思い、
ローテーションで種類を変えている(たまに1個入りの高級パンや、珍しいパンを投入することもある)。
夫は1日2個食べるので、6個入りは3日で消費。
……なのに、パンの袋は毎回、開けっ放し!!
毎朝、私がバッグクロージャー(食パンの袋などに付いている袋を閉じるためのプラスチック)を付け直している。
2日目、バッグクロージャーを外してパンを食べた後も、
また袋は開きっぱなし。
いやいやいや。
袋の口をクルッとして、バッグクロージャーを付けるだけだろう。
かかる時間、ほんの数秒だろう。
開けっ放しだと、パンはパサパサになって美味しくなくなるじゃん。
それくらいの手間、惜しむなよ!!と言いたい。
ひどい時は、袋を開け損ねたのか破れたまま。
破けた袋を添えてパンがそのまま空気にさらされていることもある。
そのたびに、
破れた袋をテープで補修したり、
別のビニール袋に入れ替えたりしているのは、もちろん私。
一度くらい、パサパサのパンを味わわせた方がいいのかもしれない。
でも、私がパンを野ざらしにしたくない。
虫が湧くかもしれないし。
こんな状態なので、トースターで温めて食べる、という選択肢はない。
ちなみに、夫の実家にはトースターがない。
ちょっとした手間を惜しむ性格
ここまでくると、
「面倒くさがり」という一言では片付けられない気もする。
とはいえ、本人は冷めた食事も、パサついたパンも、
特に気にしていない様子。
私が「レンチンしたら?」と言えば、たまにやることはある。
でも、基本はそのまま。
価値観の違い、と言えばそれまでなのかもしれない。
ただ一つ、これだけは思う。
これで「料理が美味しくない」とか思われたら、たまったもんじゃないね!
美味しく食べる努力をしないのは、
料理する側じゃなくて、食べる側の問題であーる。


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