- 凸凹差40以上でも「困り感なし」でいられる、数値の組み合わせと助け合い
- 高い「処理速度」が低い「ワーキングメモリ」を爆速でカバーする、私の脳内バックアップ術
- 数値を「生きづらさの証明」ではなく「自分専用の取扱説明書」に変える考え方のヒント
「WAIS-IVの結果、数値の差(ディスクレパンシー)が大きくて不安…」
そんな声をよく耳にします。
一般的には、差が大きいほど
「生きづらさ」や「困り感」が強まると言われていますよね。
でも私の差は、なんと40以上!
……うん、なかなかの数字だよね(笑)。
それでも正直、日常で「これに困ってる!」と感じることはあまりなくて。
むしろ「あ、私の脳ってこういう動き方が好きなんだ」と思いながら過ごしています。
今回は、凸凹差40以上の当事者として、
なぜ「自称・困り感なし」でいられるのか。
その理由と、気づいたら無意識にやっていた「脳内カバー術」をお話しします。
私のWAIS-IV結果|「40以上の差」を分析してみた

まずは私の結果の全体像です。
- 言語理解・知覚推理(100〜110前後):平均〜平均の上で安定
- ワーキングメモリ(80台後半):平均より低め
- 処理速度(130以上):非常に優れている
WISC-Ⅳを受けた時の体験談はこちらの記事にまとめています。

グラフにすると、横ばい⇒横ばい、からの
「ガクン」と下がって「ドカン」と上がる……
なかなか激しい凸凹です(笑)。
心理士の先生からは「地頭の良さがあるタイプ」と言っていただきました。
お世辞でも嬉しいやつ!
でも数値だけじゃ分からないことがあって。
自分なりに下位検査まで深掘りしてみたら、
「あ〜、だからあの場面で苦手だったのか!」とか
「これが得意な理由ってここにあったんだ」とか、
なかなかに面白いことが分かったのです。
理由①「土台」となる理解力と想像力のバランス
言語理解と知覚推理が110前後と、
ほぼ横並びで安定しているのが私の脳の「基礎体力」だと思っています。
下位検査を見ると、
言語理解は「理解」の部分が平均で他は平均以上、
知覚推理は「統合」の部分が平均で他は平均以上。
……これ、めちゃくちゃ当たってるな、と思いました(笑)。
私、自由に想像して描く絵より写生の方が得意だし、
理解できないことは「とりあえず丸暗記」で乗り切るタイプ。
ゼロから組み立てるより、
知っていることを積み上げる方が断然得意なんです。
この安定した土台があるおかげで、多少の凸凹があっても大崩れしない。
基本知識で強引に進めていけるから、
困り感が目立ちにくいんだな、と自己分析してみました。
理由②「処理凸」が「メモリ凹」を爆速で助けている
ここが一番のポイントです!
ワーキングメモリ(80台後半)に対して、処理速度(130以上)が強烈に高い。
下位検査を見ると、ワーキングメモリは全項目「平均の下」、
処理速度は全項目「標準域オーバー」という、なかなか潔い結果でした。
ワーキングメモリが低いということは、
聞いた瞬間から「あれ、今なんて言ってた?」となりがち。
さらに、「あれやろう!」と思ったことも忘れがち。
これ、日常でも身に覚えがありすぎて笑えません(笑)。
でもそこを助けているのが、処理速度の高さ。
忘れる前に、終わらせる!!
聞いた端から素早くメモが取れるので、忘れる前に記録できる。
複数のことを同時進行するのは苦手でも、
1つ1つの作業が速いから、トータルで見ると遅れを取らない。
むしろ、早い。
「記憶は苦手だけど、手は速い」という組み合わせ、
我ながらうまくできてるな〜と思います。
処理凸がワーキングメモリ凹をリアルタイムでカバーしてくれている、
これが私の「脳内ライフハック」の正体です。
唯一の「困りごと」は飽きっぽさ?
「困り感なし」とは言いつつも、特性ゆえなのか傾向はあるのかな。
正直に言います。
とにかく飽きやすい。
飽きっぽいが故に、仕事が長続きしない傾向にあります。

あと、「これ必要ないな」と思った頭に入ってこない。
興味のないことへの拒絶反応、かなりダイレクトに出るタイプです。
でも裏を返せば、「自分に合う環境なら爆発的に動ける」ということでもある。
そんな私が行き着いたのが、今の「完全在宅ワーク」というスタイル。
自分の特性をちゃんと知った上で選んだ働き方なので、
これが今のところとても合っています。
在宅ワーク、といっても副業系ではなくて、
オンラインアシスタントスタッフ(いわゆるBPO)として働いています。
BPO企業と業務委託契約を結んで、
紹介された企業のオフィス業務を自宅で行うスタイルです。
まとめ|数値はあくまで「自分を知る地図」
WAIS-IVで差が40以上あると分かった時、
ショックというより「あ〜!だから私ってこうだったんだ!」という、
長年の謎解きみたいな感覚の方が強かったです。
むしろ、「だからメモを取るのが速くなったんだ!」と、スッキリしたくらい。
数値の差は「生きづらさの証明」じゃなくて、
「自分をどう乗りこなすかの取り扱い説明書」。
凸凹があるから見える景色もあるし、
凸凹があるからうまく回っていることもある。
そう思ったら、自分を責めるより、
うまく使う方法を考える方が断然楽しいな、と今は感じています。
みなさんの凸凹も、ぜひ「自分取扱説明書」として眺めてみてください。


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