- WAIS-IV(大人の知能検査)をどんなきっかけで受けることがあるのか(実体験ベース)
- 検査結果から見えた「得意・苦手の偏り」と家族のリアルな受け止め方
- 知能検査は診断ではなく、“困りごとを理解するヒント”になるという視点
2024年の春頃のお話。
実は夫、
WAIS-IV(ウェイス・フォー)という大人の知能検査
を受けていました。
「え、検査受けに行ったの?」と言われそうですが、そうではなくて——
きっかけは、脳梗塞での入院でした。
脳梗塞のリハビリでWAIS-IVを受けていた話
急性期の治療病院からリハビリ病院へ転院したときのことです。
リハビリのプログラムの中で、
いろいろな検査や課題が行われていたのですが、
その中に**WAIS-IV(大人の知能検査)**が含まれていたそうです。
もちろん夫本人は、
「IQテストをやりますよ」
なんて説明を受けたわけではなく、
夫なんか難しいテストやったんだよ!!
くらいの認識でした(笑)
私もその時点では、
「鉛筆を持つ練習を兼ねた作業テストかな?」
くらいに思っていて、
まさか本格的な知能検査だとは思っていませんでした。
それを知ったのは、退院前のカンファレンスの場です。
主治医の先生、リハビリの先生、夫、私の4人で、
今後の生活について話し合いをしていたとき、
リハビリの先生から
「こういう検査結果が出ています」
と説明があり、そこで初めて検査名を聞きました。
私は思わず、



それって、WISCの大人版ですか?
と聞いたところ、
「そうです。よく知っていますね」
と言われて、内心ちょっとテンションが上がる私。
というのも、夫には前から「不注意多すぎ問題」がありまして、
こういう客観的な検査をすると、
何か傾向が見えるかもしれないと思ったからです。
まあ、実際は検査=診断ではないんですけどね(笑)
「特性のヒントが分かるかも」と期待してしまいました。
以前、家族の視点から違和感をまとめた記事も書いています。


WAIS-IVの結果は「得意と苦手の差」がはっきりしていた
当時きちんとメモを取っていなかったため、
ここでは正確な数値ではなく、水準の目安だけ書きます。
| 指標 | 水準の目安 |
|---|---|
| 言語理解 | 平均より高い(110~119)※上限寄り |
| 知覚推理 | 平均より低い(80~89) |
| ワーキングメモリー | 平均(90~109)※下限寄り |
| 処理速度 | 平均(90~109)※下限寄り |
※WAIS-IV(大人の知能検査)は平均100を基準に評価されます。この表は一般的なIQ区分をもとにした目安です。医療機関や実施環境によって解釈が異なる場合があります。
総合IQは教えてもらえませんでしたが、
全体としては平均付近じゃないかな、と推測しています。
数値そのものよりも、
どこで困りやすいかのヒントが見えたことの方が大きかったです。
特に知覚推理の項目は、日常の困りごととつながっているのかな、という印象でした。
実はその少し前、夫が「知的障害かも」と言ったことがあった
入院する前、夫とランチをしていた時。
ちょっと印象に残っている出来事がありました。
夫がピッコマで読んでいたマンガがきっかけで、



俺、もしかして知的障害かもしれない…
と、ぽつっと言ったことがあったんです。
その作品が
『ケーキが切れない非行少年たち』。
実は私も、ちょうど同じ時期に図書館で借りて読んでいて、
「相変わらず、行動パターン似てるな(笑)」
と別の意味で気が合っていたんですが。
※夫と私は、偶然同じ行動をしていることが多い
ただ、私の感覚では、それは違うなあ、と。
日常会話もできるし、語彙も多いし、理解力もある。
少なくとも、いわゆる知的障害のイメージとは重なりませんでした。
WAIS-Ⅳの検査結果で分かった特性と困りごと
家族から見ていた「困りごと」は、別のところにありました。
忘れ物が異常に多い、物をよくなくす、手順が飛ぶ、注意が抜ける。
本人もイライラしていて、いわゆる「不注意系」の困りごとが山盛りだったんです。
検査結果でも、得意分野と苦手分野の差が大きいタイプだと分かり、
「ああ、やっぱり特性の偏りはあるんだな」
と私としてはかなり腑に落ちました。
検査を受けたからといって、
その場で診断名がついたわけではありません。
でも、
- どこでつまずきやすいのか
- なぜ同じ失敗を繰り返すのか
- どういう作業が苦手なのか
こうしたことに説明がつくようになりました。
検査はラベルではなく、取扱説明書に近いものだと感じました。
人を分類するためというより、理解するための道具なんだと感じています。
同じように、家族の特性や困りごとでモヤモヤしている人の参考になれば嬉しいです。









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